㈱岐阜黒曜社システム部のブログです。 主に大型インクジェットシステムやグラフィックソフト(フォトショップ、イラストレーター)に関する情報などをご紹介していきます。
屋外耐候3年という表記について
溶剤インクは耐候性が高いことから長期使用用途が多く、厳しい環境で使われています。
今主流の溶剤プリンタを取り扱うお客様にとって、塩ビの特徴を理解し、用途や環境に応じた材料選定を行う必要があると思います。

屋外耐候3年という表記は、試験結果での耐候性能であることがほとんどです。
耐候3年だから大丈夫ってなことはありません。メーカーも保証はできない。できたとしても使用した材料分ってとこでしょうか。
あくまで試験結果であり、実際の使用した場合とではかなり差があると思います。

塩ビ系の素材は製造コストが安価な「カレンダー方式」と伸縮性に優れた「キャスト方式」とがあります。カレンダー方式は厚め、キャストは薄めのものが多いようです。

安いカレンダー方式といっても性能は様々でキャストと変わらない性能を持ったメディアもあります。キャスト方式でもコストを抑えるため材料を落とせば粗悪な製品になってしまいます。キャストだから良い物ということはありません。

塩ビ系のメディア(特に安価なもの)というのは同一製品でもロットによるばらつきがあったり、印字品質が異なったり、安定供給しているところは結構少ないんじゃないでしょうか。しっかりした管理下で製造、検品、梱包など厳しくチェックしているものはどうしても高価になりがちです。
安価なメディアによくありがちな不良品として、虫が混入していたり、粘着材にムラがあったり、印字品質がムラだったり、てなことありませんか?品質管理が徹底してあればこんなことは少ないはずです。
まぁ、安いからいいよ。と割り切って使うならそれでいいですが・・・
不良品を交換してもらえるのは当然ですが、再出力のインク代、出力時間等の費用までみてくれないのでそれを考えたら多少高価でも信用のあるものを使われた方が良いと思います。

材料をケチって制作するか、信用のあるもので制作するか、打ち合わせして、デザイン作って提案して、やっと決まって、出力、施工・・・
1~2年後、クレームでやり直しってことがないよう、材料は慎重に信用あるものを選びたいものです。

出力だけではないのですから・・・
信用問題にもなりますので、そのところはちゃんとしておきたいです。


いくらメディアをキャストにしてもラミネートが悪ければなんにもなりません。
メディアはしっかりついているのに、ラミネートだけが縮むといった看板を見かけたことがあります。
または、夏時、ラミネートだけがずれている(粘着材が熱で溶けてしまう?)てなこともあります。
実績のあるものを使用するか、自分で試験して選ぶかはそれぞれです。


システム部では出力したものを、ラミネート有りと無しに分けて、アルミ複合板に貼り南向きに置いて耐候テストをしています。
屋外暴露の耐候テストで一番古いものは2001年からのものからあります。

次回は屋外耐候テストの結果をプリンタ別に記事にしていきたいと思います。

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